こんにちは、ハリモグラです。
NAS(Network Attached Storage)とは、その名の通り、ネットワーク(LAN)上に接続することができる記憶装置です。
会社などでは、このNASを使ってデータを共有している場合も多いかと思います。
読者の方には、様々なデバイスのデータを一括で管理したり、他人とデータを楽に共有したいと思っている方もいるのではないでしょうか。
環境や用途次第では、NASはそのための便利なツールになるかもしれません。
今回、この NASを自宅環境に導入してみたので、記事にしてみました。
もし興味を持ったら是非やってみてください。
NASを導入しようと思った理由
どうしてNASを自宅に導入したかというと、以下のような理由からです。
ストレージをいちいち気にしたくない。大事なデータをずっと持っていたい
この前iPadを買ったのですが、ストレージによって結構値段変わりますよね。
こういった機器を新しく買う際に、ストレージ不足をやたら心配して無駄にコストを掛けないように、別途使いやすい補助記憶装置を持っているといいなと思いました。
また、大事なデータはいつまでも見れるようにおきたいですが、PC・タブレット・スマホなどを買い替えるたびにデータをいちいち転送するのは億劫だなと感じています。大事なデータをNASに入れるようにしておけば、ずっと持っていられるのではと思いました。
他人と共同で作業したい
最近友人と一緒に作業をすることがあるのですが、そういう時にメールなどでファイルをやり取りするのは面倒ですよね。
会社だと、エクスプローラでNASの共有フォルダを(ローカルのフォルダを開くのと同じ感覚で)開いてそのまま編集できるため、とても便利だなと思っていました。
また願わくば、外部からも自宅のLAN内にアクセスして、共同で作業出来たら便利だなぁと思ってました。
ネットワークの知識を身に付けたい
これが一番大きいかもしれません。
クラウドストレージを使うのでもそこまで困らないとは思います。むしろ便利だと思う。ただ、ITの勉強をしている身としては、それでは知識が身につかないかなと。
自分で設備を構築して管理していく中で、ネットワークの知識が少しでも身に付けばと思い、導入してみました。
購入したNAS
今回は、バッファロー製のLS210D0201GというNASを購入しました。2TBのもので、定価13,101円でした(2021/8/26時点)。
Synology製のものも、いろいろ機能付いていて便利そうだったな。。




設定はちょっと長めですが、説明書しっかり読んで頑張りましょう。


メリット
自宅にNASを導入するメリットをいくつか挙げてみました。
一般にはもっといろいろなことが言われていて、クラウドストレージと比較した記事などもよくありますが、特に自分が感じたことに絞って挙げてみます。
また、あまり会社などで導入する場合のことは考えていません。自宅に導入する際のメリットを考えています。
ネットワークの知識が身につく
個人的にはこれが最重要。
設定はある程度手間ですし、「あんなことはできないかな?」というのがどんどん浮かぶので、とにかくいろんなことを調べます。
ちょっとだけですがネットワークについて詳しくなれたと思います。
様々なデバイスのデータを一元管理できる
私はPCはWindows、タブレットはiPad、スマホはAndroidとバラバラですが、1つのNASを通して手軽にデータの管理や交換が出来るのは便利だと思いました。
WindowsとMacなんかは一緒に使うとデータのやり取りとか面倒ですが、割とスムーズに出来ました。
また、スマホで撮った写真をブログ用にPCに移動させるとき、NASを使うとスムーズにデータを転送出来て便利でした。
Google Driveとかメールとかを使うとなんか時間かかるんですよね(自分だけ?)。
ランニングコストが安い。
初期費用は大きく掛かり、ランニングコストとして電気代も掛かりますが、クラウドストレージを借り続けるよりは安いと思います。
デメリット
デメリットも、同様に揚げてみます。
外部からアクセスできない場合がある
今回これが一番残念だったのですが、NASの機能としては、外出先から自宅LAN内のNASにアクセスする機能はあるものの、環境によっては出来ないようです。
外部から自宅内のNASに接続するためには、グローバルIPアドレスが必要です。
私はネット完備のマンションに住んでおり、残念ながらそのような環境ではプライベートIPアドレスしか与えられないため、私の環境では不可能なのです。(超雑な説明でごめんなさい。なんとなく分かるのですが、詳しく書こうとすると逆に間違ったことしまいそうで、ぼかしてます。後で図とか使ってしれっと編集するかも。。)
ですが、抜け道もあるようです。
同じような環境にある人たちは大勢いて、その人たちが何をしているか調べてみました。
VPS(Virtual Private Server)を別途レンタルして、そこに自宅のサーバーからVPN(Virtual Private Network)接続するようです。詳しくはまた別途。(こちらも後で編集するかも。。)
データを失うリスクがある
共有ストレージを導入する際、クラウドサービスよりも、自分で管理するNASの方が安全だと考える人は多いようです。
でも実際はその逆で、クラウドサービスでは、事業者が常にセキュリティ対策を最新のものにしているため、こちらの方が安全な場合が多いです。逆に自分たちで管理していると、セキュリティ対策を古いままで放置してしまったりして危険な場合があります。
自前のNASの場合でも、しっかりとネットワークについて理解して設定をすれば問題ないのだとは思いますが。
また、NASが物理的に損傷したらデータを失う危険はあります。災害や熱管理不足とかで結構ダメになってしまうことがあるようです。バックアップの方法考えておいた方がいいと思いますが、それも面倒ですよね。。
クラウドストレージだったら、データは堅牢なデータセンターに保管されているため、災害などにも強いというメリットがあります。クラウド事業者が責任をもってデータを守ってくれるのはやっぱり強いと思います。
最後に
なかなか難しかったですが、ちょっとだけネットワークの知識が身につきました。
やっぱりこの手のものは、実際に自分で設置して運用してみないと、なかなか分からないものでもあると思うので、これからもこのようなことは少しずつ続けていこうと思います。
また、VPNを駆使して、外部から自宅のLAN内に接続できるかという宿題もできて良かったです。
このようなことを続けて知識を増やしていければいいなと思います。
それではまた!
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